ゴリ課長の横浜グルメ!

横浜生まれ横浜育ちのゴリ課長が、横浜を中心に美味しいお店をご紹介。旅行やホテルのレビューもご紹介します!

福井越前ガニの旅③若ゑびす

これまで、色々なカニを食べてきましてが、越前ガニは初めて。

ここの旅館「若ゑびす」は、越前を紹介するテレビ番組の中で紹介されていたこともあって、かなり人気のようです。

 

旅館の本館は、海にせり出していて、一部の部屋はあたかも海の上にあるような感じの造りになっています。

 

この辺の岩盤の地層をうまく利用して建設したようで、岩盤が日本海の荒波から旅館を守ってくれていて、創業から70年以上経過する現在も、その風合いが残る素晴らしい旅館です。

こちらの旅館では、越前ガニを一旦旅館内にある生簀に入れます。

そこでカニから泥を完全に吐かせます。

泥を吐いたカニはまったくカニの臭みがなくなるといいます。

生簀に入れて泥を吐かせるというこの工程はとても手間がかかるようで、若女将が丁寧に管理されていると聞きました。

この作業によって、越前ガニの臭みがとれて、とんでもなくおいしくなるのです。

 

旅館には新館と本館があり、新館はもとより、本館の方も古いながらも掃除が行き届いていて、とても清潔感があります。

 

【本館の廊下】

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古い場所をキレイに使用し、自然と風合いが出てきた場所というのは、私が最も好む場所であり、とても気に入りました。

私たちが案内された部屋は、本館の角部屋で海の真上の部屋です。柱などはとても丁寧に手入れされてきたことがわかり、風合いがあって、何とも言えず、とても気持ちのいい部屋です。

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部屋で少しくつろいだ後にお風呂へ行きました。

旅館自体が海へせり出しているので、お風呂からの眺望も最高です。お風呂の温度は熱すぎないので、長い時間海を見ながら、ゆっくりと温泉を堪能できます。

お風呂からあがり、部屋でビールをいただきながら、夕食を待ちます。夕食は部屋でいただきます。6時から始めるようにお願いしました。カニを調理しながらということもあり、2時間から3時間かけてゆっくり食べます。

 

まずは、前菜の付け合わせと一緒に黒龍の燗酒をいただきました。黒龍は福井のお酒で、やはり有名なお酒。

純米酒を燗酒でいただきましたが、しっかりとした味わいで、かなりいけます。

 

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そして、料理の方は、始めに越前ガニの刺身です。とても厚く透き通った身です。

一口食べて、美味しさに驚きました。

 

【越前ガニの刺身】

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これまでのカニとは全然違うと感じました。

すごく上品な味でタンパクでありながらも深みがあり、スルスルといくらでも食べれます。

当然、お酒も進みます。

 

次に、焼きガニです。

【焼きガニ(焼いてます)】

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目の前で中居さんが甲羅や足を次々と焼いてくれます。

 

【焼きガニのみそ】

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焼きガニも身がギュッと詰まっていて、焼いた香ばしさと熱を加えたことによって出てきた甘みで、とてもおいしくいただけます。

味噌の詰まった甲羅は焼くことにより、味噌が濃厚になり、そのまま食べてもおいしく、焼きガニの身と絡めて食べると更においしいという感じです。

 

焼きガニの後は、茹でガニです。

【茹でガニ】

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越前ガニはシンプルに茹でたものが最もおいしいといわれています。

茹でた後にさめて引き締まったものがおいしいという人もいますが、この旅館では、茹で上がったものを熱いうち、旨味が逃げないうちに食べます。

茹でガニは1杯まるごと出てきます。

そのカニの腕にはもちろん越前ガニの証である黄色いタグが付いています。

しかも、通常越前ガニには、カニビルの卵(黒い丸いもの)が付いているのですが、ここのカニはそれをちゃんと落としてから、出してくれます。

自らの生簀に入れて泥を吐かせるだけでなく、見た目にもこだわるなんて、この旅館くらいではないでしょうか。

 

さて、そのお味はというと、すごく甘みがあり、そして何ともいえないカニの風味があって、驚くほどおいしい。

特に足の付け根の部分はおいしいのですが、身が取れにくく、中居さんが次の料理の用意に席を外している間に、身を取り出して、さらに身がついていた部分を舐めるほど食べちゃいました。

この部分は特においしかったですね。

 

そして、ミソですが、緑色の部分と白い豆腐のような部分があり、こちらも味がギュッと詰まっていてすごくおいしい。

焼きガニのミソ程の濃厚さはないので、逆にいくらでも食べれてしまいます。

 

さらに、カニ料理は続いて、最後にカニしゃぶです。

【カニしゃぶの出汁】

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【カニしゃぶ】

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生でも食べれるカニの身を出汁の中にくぐらせて食べるのですが、鍋には昆布と越前ガニの甲羅が入っていて、そこから出汁を取っています。

出汁にもカニの風味が出ていて、そこを潜らせて食べるカニしゃぶは格別の美味しさがあります。

 

しゃぶしゃぶが終わった後には、雑炊です。

出汁の効いた鍋はカニしゃぶの後で、さらに出汁が出ていますので、いっそう風味が増しています。そこにご飯を入れます。

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【食べたカニの残骸】

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すごくお腹いっぱいですが、雑炊は別腹といった感じで結局完食しました。

すばらしい景色と、伝統のある旅館。

そして手間暇かけて管理された越前ガニ。

自分にはもったいない程の贅沢な旅行となりました。

一年に一度行けたらいいなぁと心底思いました。

必ずまた行きたいですね。