大阪はイタリアンのお店が比較的多く、ある種激選区のようなところがあります。
厨房を真ん中にした割烹スタイルのイタリアンが多くあるのですが、その中でも大阪の割烹スタイルのイタリアンを気付いたともいえる名店がこちらのピアノピアーノになります。
場所は少し分かりづらい。
電車で移動する場合は地下鉄四つ橋線の肥後橋駅が最寄りとなるのですが、今回はタクシーで移動してしまいました。
梅田駅の近くの阪急インターナショナルホテルからで1,000円ちょっとでした。
タクシーを降りてまわりを見渡したのですが、場所は少しわかりづらいように思います。
官庁街でもある淀屋橋も近いことから、休みの日は特に静かな感じになるようです。
シンプルでキレイな店内とCPの高いメニュー
お店の入り口です。メニューなどがかわいく置かれていて、飾らない感じがいいです。
店内はナチュラルな感じですごく雰囲気がいいです。すぐに馴染める感じがしました。
初めて行くお店ですので、コースをいただくことにしました。
こちらのコースの一部は次の内容になります。(税抜きで2016年6月現在)
- 日替わりのお任せコース(付き出し、前菜、パスタ、メイン、ドルチェ、カフェ)3,800円
- プリフィクスコース(日替わりと同様ですが内容が異なる)5,500円
- 特選素材を使ったシェフのお任せコース(要望に合わせたセミオーダーコース)7,000円〜
とにかく、CPがいいのです。
どの他にももちろんアラカルトのメニューが用意されています。
プリフィクスコースをいただきました
ということで、選んだのはプリフィクスコースです。メニューを決めるときに店員さんに相談したのですが、やさしくいろいろと教えてくれました。接客もとても好感がもてました。
2人でプリフィクスコースにしたので、前菜、パスタ、メインともに別のものをオーダーしたのですが、すべての料理を半分に分けて盛り付けて出してくれました。
違うものをシェアして食べるときには、お皿を渡したりしてちょっとお行儀が悪くなってしまうのですが、こちらではそういったことがなく、スマートにシェアできるのです。
こういうレストランというのは初めてです。
したがって、それぞれ2皿ずつ運ばれてくるのです。しかも、それぞれボリュームがあるので、6皿いただいた感じです。
お料理はこちらです!
まずは料理の前にワイン。今回は最初からワインをボトルでオーダーしました。ワインも好みを伝えると提案してくれますので、迷うこともありません。
ワインはこちらです。
イルパッソというイタリアのシチリアで作っているワインです。
ぶどうを天日干しして凝縮させて作っているというワインで果実味が多く、とてもおいしいワインです。
食べ物は、まずはパンです。
3種類あって、どれもとてもおいしいです。
そして、付き出し。
焦げ目のついているのはチーズでポテトの上にチーズが乗っていて、とても香ばしい風味です。
コースの最初は前菜の盛り合わせです。
もう一つの前菜が、さばと焼き茄子のマリネです。
さっぱりとして、さわやかです。
パスタは自家製カラスミのスパゲティ。
水牛のモッツァレッラとトマトのニョッキ。
どちらのパスタもとてもおいしいのですが、私は特にカラスミが好きですので、カラスミのパスタは風味がよく、カラスミもしっかりと乗っていて、とてもおいしく感じました。
そして、メインは甘鯛のソテーイカ墨のソース。
もう一つのメインは、黒毛和牛のタリアータです。
どちらも、素材、味ともにとてもよかったです。
ドルチェはパンナコッタ。
そして、ティラミスです。
最後にエスプレッソをいただきました。
こんなにおいしいのに、こんなに安い!
どれもすごくおいしかったです。さすが、大阪という感じです。味、量、価格。どれをとっても、とてもハイレベルだと感じました。
大阪のイタリアンも忘れてはいけませんね。
お腹いっぱいになったので、梅田まで歩いて帰りました。
ピアノピアーノ 肥後橋本店 (イタリアン / 肥後橋駅、淀屋橋駅、本町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.7
コメント