日本橋の三越前にある櫻川。
こちらの店主は、以前からお店を出していらっしゃった方で、櫻川の前にもいくつかお店をだしていたようです。
以前のお店は、立地が悪いところもあったようですが、どこに出しても必ず評判のお店になってしまうということで、店主の腕は既に証明されています。
もともと、吉兆で腕を磨いてきた方のようです。
そんなすばらしい料理人の店主のいる、こちらの櫻川。
ミシュランでも星を取っているというこで、初めて伺うのですが、とても楽しみです。
場所は、最寄の駅だと地下鉄の三越前か、JRだと新日本橋になります。
日本橋三井タワー、マンダリンホテル東京の2階にあります。
伺ったのは2月の土曜日のお昼です。
こちらのお昼は6,000円(税抜き)のコースのみです。
したがって、食事のメニューはありません。
日本橋三井タワーの2階は千疋屋などもあり、とても落ち着いている雰囲気です。
お店の前の辺りの風景はこんな感じです。

うしろを振り返ると、櫻川の入り口があります。
とても、雰囲気のある佇まいです。

中に入ると店員さんが席を案内してくれます。
中はとてもキレイで清潔です。
個室がいくつかあり、その脇をあるいて窓側の席に案内されました。
店員さんはとても親切で、接客は気持ちいい感じです。
席につくとテーブルには福豆がありました。
丁度節分ということで、季節感を感じることができます。
うれしい計らいですね。「福」と書いた袋にお豆が入っています。

まず、始めに櫻川というお酒が食前酒として、赤い盃に注がれます。
キリッとしていて、食事の前にはぴったりです。
食事と一緒に飲むお酒は、こちらの赤ワイン。
今日は夜もあちこちで飲むつもりなので、ハーフボトルをいただきました。
ほどよい重さとタンニンで、口当たりもまろやかでした。

一品目はこちらです。
ホタテなどが入ったぬた和えです。

とても調和のとれた味で、出汁とぬたがほどよくマッチしています。
自然に箸が進みます。
ぬた和えと一緒に出されたのが、ホヤの塩辛です。
器が羊で、なんともかわいい。


味もやさしい仕上がりで、塩辛というイメージとは少し違い、単体でも塩辛くなく、ホヤの臭みも全くありません。
次は、お吸い物です。

カニの身がしっかりと入っています。
出汁がとてもすっきりと出ていて、落ち着く一杯です。
次はお造りです。

とてもかわいい器に入っています。
中身は赤身と中トロ

そして、フグと鯛です。

特に鯛はすごく厚く切ってあるのですが、心地よい食感でしっかりと鯛を堪能できます。
厚く切った鯛はあまりないように思いますが、とてもおいしかったです。
次は、焼き物で、あわびです。

小振りですが、あわびをしっかりと味わうことができます。
次は筍とわかめの炊き合わせ。

筍がとても濃厚で、これでもかと言うほどに筍を感じることができます。
まさに春の逸品ですね。出汁もすごくいいです。
そして、ご飯です。
相方と一つずつ違うものを注文しました。
こちらは、フグの白子とあわびの雑炊。

フグの白子がクリーミーで、出汁もよく出ています。
しその風味が効いていて、よかったです。
こちらは、フカヒレのあんかけご飯。

こちらは櫻川の定番です。
あんかけがすごく良い味になっていて、おこげもすごくおいしかったです。
締めにはいい料理です。
デザートは、フルーツとラズベリーのシャーベットです。
少し酸味のあるラズベリーのシャーベットと、フルーツがとてもよく合います。

次は、わらび餅とあんこ。
相方と一つずつです。
本当は白玉とあんこがセットになっていたのですが、白玉に少し梅が入っているということで、梅の苦手は私はあんこだけいただくことにしました。

このあんこがまた、おいしい。あずきが大きく、しっかりとしていて、甘みは控えめ。
こちらはわらび餅。

きなこがとてもおいしかったです。
お昼ですが、2時間程かけて、ゆっくりと食事をしました。
話をしながら、ゆっくりとおいしい食事を楽しむというのは、何にも代え難いものです。
今度は両親を連れて行きたいと思いました。



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