すみれの横浜店は野毛にあります!
2019年2月にすみれが野毛にオープンしました。
2019年2月時点で、すみれは札幌市以外では横浜野毛にしかありません。全国にファンが多いですが、店舗はそれほど多くないのです。
野毛といえば、横浜でも屈指の飲み屋街で、週末にはかなりのお客さんで賑わう場所です。
飲んだ後にこんなにおいしいラーメンで締めることができるのですから、地元の私としてはとてもうれしいです。
すみれと純連の違いとは?
あまりにも有名なすみれですが、純連というお店も聞いたことがないでしょうか。
純連も「すみれ」と読むの?同じ系列店?味は違う?など、私自身、疑問がありましたので、少し調べて見ました。
まず、開業などの経緯はこちらです。
- 昭和39年に村中明子さんが「純連」(「すみれ」と読む)を創業。
- 一時休業して再度開店。その時に「じゅんれん」と読み方を変える。
- 昭和62年に明子さんの長男教愛さんが暖簾を引き継いで、純連(じゅんれん)を開店。
- 昭和63年に和食料理人だった明子さんの三男伸宜さんが「すみれ」を開業。
創業したのは村中明子さんで、現在の純連とすみれは、それぞれ長男と三男が経営しているお店です。
明子さんが開業した純連は初めは「すみれ」という読み方だったのですが、お客さんは「じゅんれん」と読んでいたそうで、途中から店名を変更したようです。
当時は濃厚な味噌ラーメンというものがなく、苦労も多かったようですが、口コミで人気が広がり現在の味噌ラーメンの先駆け的な存在になりました。
その後、受け継がれた「純連」も「すみれ」は明子さんの味を受け継ぎつつも、独自の味を発展させたようで、「純すみ系」と言われたりしますが、その味はかなり違うといいます。
すみれはマイルド、純連は濃厚でスパイシーなどと言われることが多いようです。
純連・すみれ系には3つの味
すみれと純連は異なる味でそれぞれが切磋琢磨しつつ成長してきたわけですが、創業した明子さんも、平成7年に「らーめんの駅」というお店を開業しています。
こちらのお店も行列ができる人気のお店になったのですが、平成16年に閉店となりました。
その後、平成21年から24年の3年間、長男と三男の協力のもと新横浜ラーメン博物館に復活させて出店しています。
創業した純連、そして、現在の純連とすみれ、3つの味が存在していたことになります。
実はこの辺の経緯については、新横浜ラーメン博物館が作成した動画に詳しく収められていました。
興味がある方は参考にしてください。
【ラー博TV】札幌 純連・すみれの元祖「らーめんの駅」 1/2 ramen Eki
【ラー博TV】札幌 純連・すみれの元祖「らーめんの駅」2/2 ramen Eki
すみれもラーメン博物館に出店していました
そして、すみれもラーメン博物館に出店していました。
出店していたのは、1994年3月から2004年10月、2012年8月から2018年12月の2回です。
横浜の野毛にお店を出したのも、ラーメン博物館を卒業したのがきっかけだと思います。
キレイで清潔感のある店内で回転も早い
横浜野毛のお店は新しいビルに入ったこともあり、とても綺麗です。
しかも席は28席ほどあり、店内は広めです。
待ち時間は短め
厨房には4、5名のスタッフがいて、フロアのスタッフも手際がよく、回転がかなり早いです。
平日の13時に行って、外には10人ほどの列ができていましたが、5分程度の待ち時間で入店できました。
タイミングにもよると思いますが、店内では相席もさせながらテキパキとさばいていますので、長い列ができていても、想定よりは早く席につけると思います。
メニューはこちら
お店に入るとタッチ式の券売機がありますので、こちらで注文します。
電子マネーが使えるので便利です。
テーブルにはメニュー表も置いてあります。
主なメニューと値段は以下のとおりです。(2019年3月現在)
- 味噌 900円
- 正油 900円
- 塩 900円
- 昔風(あっさり正油)930円
- チャーシューメン 各300円増
- 大盛り 各100円増
- 半ラーメン 各600円
- ラーメン+すみれご飯セット 1000円
- ラーメン+おにめしセット 1000円
- チャーハン 820円
看板メニューはもちろん味噌ラーメンですが、すみれご飯、おにめし、チャーハンも気になるところです。
説明によると、すみれご飯、おにめしは以下の内容でした。
- すみれご飯…ご飯に錦糸卵、明太子、きざみのりが乗っている。
- おにめし…ご飯に錦糸卵が乗っていて、三升漬け(青唐辛子の正油漬け)が付いている。
その他にトッピングやドリンク類なども販売しています。
濃厚だけどマイルドな味噌ラーメン
注文したのは、味噌ラーメン・すみれご飯、そして後日にはチャーハンとおにめしを食べてみました。
こちらが味噌ラーメン
すみれのラーメンは久しぶりです。
濃厚だけどマイルドで塩分をそれほど感じないスープです。
コクはあるけどしつこくない。お客さんには年配の人も多いのがわかります。
私も好きなタイプの味噌です。
そして、麺は西山製麺の特注。中太の縮れ麺で心地よい弾力があって、味もしっかりとしています。
麺もスープに負けない旨味がありますね。
すみれの味噌ラーメンには、そぼろか角切りチャーシューかと思っていたのですが、丸っと入っています。
ただし、箸でつかむとホロっとするくらいやわらかいです。
メンマも歯ごたえがよく、味噌ラーメンにマッチした具材だと思います。
すみれご飯もうまい!
ご飯に錦糸卵と明太子という組み合わせは初めてですが、すっきりとした感じで食べられます。
濃厚な味噌ラーメンにぴったりだと思いました。
おにめしもラーメンにあいます!
こちらがおにめしのセットです。
すみれご飯と同様に白米に錦糸卵が乗っています。すみれご飯と違うのは、すみれご飯には明太が乗っているのに対して、おにめしには「三升漬け(青唐辛子の正油漬け)」が付いている点ですね。
こちらが三升漬けです。すごい辛いというわけではなく、ピリッとする程度で味付けもしっかりとされています。ラーメンにとてもよく合いますね。
あとから辛玉も注文!
券売機では購入しなかったのですが、席に付いてから食べたくなって購入しました。
辛玉は唐辛子、味噌、にんにく、生姜を混ぜたものだそうで、そのまま食べるのではなく、チャーハンやラーメンと一緒に食べて、味変を楽しむといった感じです。
使っている材料からおいしいに決まっているのですが、ラーメンにとかしてみると、やはりパンチがあって、味変にはいいですね。
もとの味噌ラーメンもすごくおいしいですから、少しずつ入れるか、半分以上食べてから投入したいですね。
こちらも名物のチャーハン
すみれのチャーハンはコンビニでも販売するほど有名ですね。
このチャーハンはパラパラという感じではなく、水分がしっかりと入っています。このチャーハンのファンは多く、チャーハンメインでラーメンをハーフで頼む人が意外に多いんです。
しっかりとした味付けもよく、こちらもすごくおいしいですね。
実は醤油もうまいんです
味噌ラーメンがメインのすみれですが、もとのスープがおいしいこともあって、醤油もすごくいいんです。
ちょっと濃いめを思わせる見た目ですが、スープには甘さがあっておいしいんです。
味噌と同様に表面には脂の膜があるので、最後までアツアツで食べられます。
麺は味噌と同じだと思います。醤油にも合うんですね。
具材は基本的に味噌と同じですが、かまぼこが入っているのが特徴ですね。
味噌よりも塩気が少なくて、旨味を感じました。醤油もおすすめですね!
そして塩もうまかった
後日、塩ラーメンも食べました。
やはりスープのベースが美味しいのだと思いますが、塩もいけます。
塩のすっきり感のなかに、しっかりとコクがあります。
表面を脂で覆っている点も冷めなくていいですね。
麺は味噌ラーメンと同じだと思います。具材には醤油ラーメンと同様にかまぼこがのっていました。
昔風の醤油ラーメンはちょっと物足りないかな
具材、スープともにシンプルな昔風のラーメンです。
スープは鶏と魚介系が少し入っている感じがありますが、醤油の味が強くて出汁の風味は弱いです。少し塩気が強いと感じました。
喜多方風のスープを想像していたのですが、全然違いました。
麺は味噌ラーメンと同じでしょうか。麺に比べてスープが弱い感じもしました。
玉子は味玉ではなく、半熟のゆで卵です。
全体的に悪くはないのですが、基本のスープをベースにした味噌、醤油、塩と比較すると、いま一つという感じでした。
まとめ
すみれのラーメンを食べられるのが、札幌以外で野毛のみということですから、地元民として大喜びです!
これまで、味噌、醤油、塩、昔風ラーメンをいただきましたが、実は一番気になっているのが「村中社長のラーメン」です。
毎回発券機でチェックするのですが、いつも売り切れです。次回はぜひ頼んでみたいと思います。
お店の情報
お店 | すみれ 横浜店 |
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住所 | 神奈川県横浜市中区野毛町1-26-5 野毛サーク 1F |
電話番号 | 045-315-2252 |
予約 | 不可 |
営業時間 | 11時半〜15時半 17時半〜22時 |
定休日 | 木曜日 |
HP | http://www.sumireya.com/ |